図形の線種尺度を調整するときに使用する設定(LTSCALE,PSLTSCALE,MSLTSCALE)について説明します。
目次
LTSCALEとは
LTSCALE(線種尺度)は、図面データ全体の線種尺度です。
図形の線の粗さは、LTSCALEの値×プロパティの線種尺度で決まります。
(プロパティの線種尺度は、図形ごとに設定できます。)

PSLTSCALEとは
PSLTSCALE(ペーパー空間の線種尺度)は、レイアウトタブのペーパー空間における線の見え方に影響します。オン・オフはレイアウトタブごと設定できます。

オン(設定値:1)にした場合
PSLTSCALEをオンにすると、ビューポートの尺度によって線の粗さが変わります。
1枚の用紙内に色々な尺度のビューポートがある場合は、線の粗さがバラバラになります。
■例:上図が1:20、下図が1:50のビューポート

オフ(設定値:0)にした場合
PSLTSCALEをオフにすると、ビューポートの尺度にかかわらず線の粗さが一律になります。
■例:上図が1:20、下図が1:50のビューポート

オン・オフ時のLTSCALEの値
PSLTSCALEの設定値によって、LTSCALEの適切な値も異なります。
上記の例では、オンの時はLTSCALEを0.4、オフの時は20に設定しています。
LTSCALEは図形の大きさ、ビューポート尺度などによって適当な値が異なるので、適宜設定するようにしましょう。
MSLTSCALEとは
MSLTSCALE(モデル空間の線種尺度)は、モデルタブ使用時の線の見え方に影響します。

オン(設定値:1)にした場合
オンにすると、画面右下のステータスバーにある[注釈尺度]の値によって、図形の線の粗さが変わります。
■例:左図が[注釈尺度]を1:50、右図が1:100に設定した時の線の粗さ

オフ(設定値:0)にした場合
オフにした場合は注釈尺度の影響を受けず、一定の尺度の見え方になります。
PSLTSCALEとMSLTSCALE
PSLTSCALEとMSLTSCALEをどちらもオンにすると、モデルタブとレイアウトタブの線の粗さが同じになります。
■例:モデルタブの注釈尺度を1:50に設定したときと、レイアウトタブの1:50のビューポートが同じ線の粗さになります