(関連)BricsCAD V25、V25.2以降
BricsCAD V25の新機能である、インターフェースの変更、選択の循環、トリム/延長コマンドの変更について紹介します。
(※一部V25.2で追加された機能が含まれます。)
目次
インターフェースの変更
クラシックレイアウト
クラシックレイアウトでは、リボンのコマンド配置が変更され、AutoCADから移行しやすくなりました。
また、パネルを展開してコマンドや設定を選択できるようになりました。

ステータスバー
- アイコンと文字の併用表示に変更されました。
また、機能のオン/オフの状態が視覚的にわかりやすくなりました。

- 図形スナップでは、各項目のオン/オフの状態がわかりやすくなりました。
また、オン/オフの切り替えが連続操作可能になっています。

- 極トラッキングでは、角度リストが表示され、直接選択して切り替えられるようになりました。

※ステータスバーに表示する項目は、右端のステータスバーメニューからカスタマイズ可能です。

- レイアウトタブがステータスバー内に統合され、作図領域を広く使えるようになりました。
レイアウトの数が多い場合は、旧バージョンの表示に切り替え可能です。

レイアウト管理
レイアウト管理メニューのデザインが変更されました。
レイアウトの検索や、パブリッシュ、並べ替え、ページ設定、新規作成などが可能です。

選択の循環の追加
選択の循環の機能が追加され、図形が重なっている場合に、目的の図形を簡単に選択できるようになりました。
カーソル位置に重なった図形があると、下図のようなアイコンが表示されます。クリックすると、図形の一覧がダイアログで表示され、そこから選択することが可能です。(V25.2以降は、[Ctrl]キーや[Shift]キーを使用して複数選択が可能)

※V24までの[Tab]キーを使用した循環選択も使用可能です。
選択の循環のオン/オフ
(操作方法)
ステータスバー右端のボタン(ステータスバーメニュー)を選択
リストから[選択の循環]を選択して有効にする

↓
ステータスバーに[SC(選択の循環)]ボタンが表示されるので、
クリックでオン/オフを切り替える

※[Ctrl]+[W]キーでオン/オフ切り替えも可能です。
トリム/延長コマンドの変更
トリム(TRIM)コマンドと延長(EXTEND)コマンドは、「クイックモード」が標準で有効になり、コマンドを実行するとすべての図形が自動的に境界線として認識されるようになりました。(旧モードに戻すことも可能)
さらに、交差しない図形の削除を、削除オプションを使わずに直接行えるようになりました。
下記ページで詳細を説明しています。