株式会社アクト・テクニカルサポート

CAD・派遣・転職2019.05.23

建設現場事務の仕事とは?業務内容と現場事務の求人についてご紹介

たくさんの職種の方が活躍している建築現場。建築現場では事務職の方も活躍しています。建設現場事務では、一般事務と異なる特殊な仕事内容があるのでしょうか。求められる資格やスキルなども通常の事務職とは異なるのか、気になりますよね。

 

そこで、ここでは建設現場事務の業務内容や必要とされるスキルについて見ていきましょう。あわせて、建設現場事務の求人についてもご紹介します。

建設現場事務の仕事とは?

建築の現場で働くといえば、作業員や現場監督などが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、実は現場事務も重要な仕事です。

 

建設現場では日々さまざまな事務作業が発生しています。事務作業を引き受け、建築現場で働いている人たちをサポートするのが建設現場事務の仕事といえるでしょう。

 

主な仕事内容としては一般事務と大きく変わりません。来客の対応や電話対応、メールやファックスなどの対応、各種書類作成や備品の管理、現場によっては清掃作業なども必要になる場合があります。

 

建築現場の場所によっては、現場で働く人たちのお弁当などの発注作業がある場合もあり、請求書作成や帳簿管理などの経理作業が求められることも多いです。

 

会社にもよりますが、アルバイトの方などの求人作業や面接、採用に伴う手続きなどを任されることもあるようです。

 

なお、建設現場事務の仕事の一番の特徴は、期間限定であることが挙げられます。

建築物が完成するまでの期間の仕事となるため、1年~10年程度で別の新しい現場へ移ることになります。

 

派遣会社によっては、続けて次の現場を案内することが難しいこともあるため、期間が終了する前に次の仕事に向けて行動していきましょう。

 

建設現場事務の求人に応募するには、どのような資格が必要?

建設現場事務の求人の応募の為に必ず資格が必要とされるわけではありませんが、持っていると転職に有利だったり、現場で重宝されたりするものもあり、会社によっては求人の際に特定の資格が要求されることもあります。

 

建設現場事務では経理作業を行うことが多いので、建築業経理検定試験、建築業経理事務士試験、日商簿記などはあると優遇される可能性があります。

 

他にも現場事務に求められるスキルとしては、WordExcelPowerPointなどを使いこなせることが挙げられます。その他にも建築現場に欠かせないCADが扱えると、事務をしながらCADオペレーターとしても活躍できるかもしれません。

 

現場の状況は毎日変わります。仕事をルーティンワークとして行うのではなく、その場の状況に応じて臨機応変に仕事を組み立ててこなしていく能力が建設現場事務には必要とされます。

 

来客予定がわかっている場合は、その時間をさけて予定を組んでおく、経理作業に時間がかかりそうな日は他の作業をできる限り前日に終わらしておくなど、積極的に効率の良い仕事のやり方を模索できる方が、建設現場事務には向いているといえるでしょう。

 

また、来客対応や現場で働く方たちとのコミュニケーションは必須です。建設現場事務に限ったことではありませんが、コミュニケーション能力は必要で、コミュニケーションが苦手、ひとりで完結する仕事がしたいという方には建設現場事務の仕事は向いていません。

 

建築現場では何もないところにモノが出来上がっていく過程が味わえます。モノづくりが好き、という方にとっては興味深い仕事場所になることでしょう。

 

求人に応募する前に確認しておきたい建設現場事務における資質

これまでご説明してきたように、建設現場事務の仕事というのは、総務関係の仕事から経理関係の仕事まで幅広いものがあります。会社によっては清掃などの雑務を任される場合もありますが、具体的な仕事内容は、勤務する会社や担当する現場によって変わってくると言って良いでしょう。

 

こちらは後ほどご説明しますが、CADオペレーターとしての仕事を任される場合もあります。この場合には、PC関係の操作に慣れているだけでなく、CADソフトが使用できなくてはいけません。自分の持っているスキルや資質によっても、建設現場事務の仕事内容は変わってくるわけです。

 

一般的には、建設現場事務の作業をこなしていく上では、まず次のような資質が必要とされます。

 

コミュニケーション能力に秀でている人

コミュニケーション能力に秀でていることは、建設現場事務の仕事をこなしていく上では必要条件だと言って良いです。建設現場事務の仕事は一人で決められた仕事をこなすわけではなく、多くの人たちと協力しながらいろいろな業務をこなしていくことになります。

 

時には会社内において人と人とをつなぐパイプ役となったり、またその建築に関係する協力会社など社外の人たちとのやり取りを行ったりする場面もあります。そのため、自分や会社の仕事について何か質問をされた時にははきはきと答えられるような人、そして自分の意見を積極的に発言していける人であれば、仕事がしやすくなると言えます。

 

動き回る仕事が好きな人

建設現場事務の仕事は、ルーティンワークではないことが多いです。時には事務所と現場との間を往復したりすることもありますし、事務所内でもさまざまな部署を訪ねていく必要が出てきます。

 

こうした「動き回る仕事」に慣れている人は、建設現場事務の仕事には向いていると言うことができます。反対に、決まったことだけをコツコツと行うルーティンワークの仕事をしていきたいという人にはあまり向いていません。また、建設現場事務の仕事は一定期間が過ぎれば、事務所を移動しなくてはいけないケースも多く、こうした点も気にならない人であれば仕事をしていきやすいと言えます。

 

PCの操作が得意な人

建築会社の仕事では、想像以上に多くの書類が出回ることになります。人事や経理などの書類についてもそうですが、部材の発注に関する書類や施工管理に関する書類なども発生してきます。そのため、パソコン上でそれらの書類を整理・編集したりすることは日常茶飯事です。

 

先に挙げたように、場合によってはCADオペレーターの仕事を任されることもあります。図面のトレースや修正などが主なものになりますが、それでもPCの操作はある程度得意であったほうが仕事がしやすくなります。

 

男性の割合が多い

最近では、建設業界も女性の活躍も目立つようになってきたが、現場作業員も含めるとまだまだ男性の多い職場であると言えます。これは大手ゼネコンであっても中規模のサブコン、小規模の建築事務所であっても変わりません。そのため、仮に男性の割合が多い職場で働くことになっても気にならない、といった人の方が向いているとも言えます。

 

建設現場事務で働く場合の将来設計

では、建設現場事務で働いていく際の将来設計などはどうなっているのでしょうか。

 

それには2つの道があると言えます。一つには建設現場事務の仕事を続けていくという道、もう一つは他の事務職に転職するという道です。建設現場事務の仕事では、簿記などの作業が任されることが多いですが、主に使用するのは工業簿記です。そのため、工業簿記を取り扱っている会社には転職がしやすいと言えます。

 

建設現場事務員として仕事を続けていく場合には、任される仕事の種類も増えていくと言えます。最初は経理専門だったり、総務専門だったりすることもありますが、スキルアップするにつれて複数の業務内容を兼務しなくてはいけなくなる場合もあります。こうした理由から、建設現場事務の仕事を続けていくと、とくに事務処理の能力やコミュニケーションスキル、簿記に関する知識などが身に付きやすくなっています。

 

社内での評価が高くなれば、それだけ重要な仕事やポジションを任される可能性が高くなります。スキルアップすれば、もちろんその分給与や待遇なども良くなっていくことになります。

 

また、別の建築会社で建設現場事務員として働いていくことも出来ます。建設現場事務にはさまざまな知識やスキルが必要とされるので、いったん覚えた知識やスキルは後になってからも活用することが出来るためです。

 

CADオペレーターとしての道を切り開くこともできる

建設現場事務員として働きながら、CAD操作の技術を習得すれば、CADオペレーターとして活躍する道も開けてきます。CADオペレーターの仕事は、建設現場事務と兼務する場合とは違い、3次元のパースを作ったり、複雑な図面を作成したりと、かなり高度なスキルも必要になってくる仕事です。

 

建設現場事務員として働きながらCADオペレーターを目指す場合は、仕事をしながらCADの専門スクールに通うなどしてCADの知識やスキルを身につけたり、職場内で製図をする仕事があるときには、積極的に挑戦して実務を積んでいくことも1つの手です。。

 

CADオペレーターの仕事は建築業界だけでなく、製造業界やアパレル業界など多くの業界で募集されているので、こうした道を目指すというのも選択肢の一つだと言えます。

 

どんな会社が建設現場事務の求人を行っている?

では、建設現場事務の仕事というのは、具体的にどんな会社が求人を行っているのでしょうか。建設現場事務員の求人募集をしているのは、主にゼネコンと呼ばれる大手建築会社や、サブコンと呼ばれる中規模の建築会社、そして小規模の建築会社になります。その他の会社としては、施工管理を行っている会社や、土木関係の会社などで求人が見られます。

 

求人例1:ゼネコンで働く場合

ゼネコンというのは、総合建設工事会社のことを指します。さらに詳しい説明をすれば、工事の元請け先として、建築プロジェクトの開始から完了までをトータルで担当するのがゼネコンです。実際の工事に関しては、以下で説明するサブコンや小規模の建築会社が行っている場合もありますが、これらを総括するのもゼネコンの仕事となります。

 

とくに大手ゼネコンでは、女性活躍推進を積極的に行っている企業が多くあります。ゼネコンでの建設現場事務の仕事は、これまでご説明してきた通りで、経理関係や総務関係の事務、電話番などの仕事を任されることになります。

 

求人例2:サブコンで働く場合

サブコンとは、ゼネコンの下請けを行っている会社のことをサブコンと言います。土木や建築全般の仕事を請け負う場合もありますが、設備工事など工程の一部だけを請け負う場合もあります。こうした例では、杭工事や鳶工事、設備工事などを専門的に担当しているところが多いです。

 

仕事内容としては、ゼネコンで働く場合と比べてそれほど大きな違いはありません。もちろん、主な業務としては、やはり経理や総務などの仕事を任されることになります。また、ゼネコンと比較すると少人数で仕事を行っている場合が多いため、CADオペレーターなどの副次的な業務を任されやすいとも言えます。

 

求人例3:小規模の建設会社に働く場合

ゼネコンやサブコン以外の小規模の建築会社でも、建設現場事務員の求人を出しています。仕事内容に関しては、やはりゼネコンやサブコンで働く場合と大きな違いはありません。ただし、小さな工事現場での仕事がメインとなっている場合には、一つの工事現場だけでなく、複数の工事現場を掛け持ちしなくてはいけないケースがあります。そのため、雑用を含めて幅広い仕事を任される傾向があります。

 

建設現場事務の求人から見える給与や待遇とは?

次に、求人情報から建設現場事務員の給与や待遇面について見ていくことにしましょう。もちろん、建設現場事務の仕事内容は勤務する会社によって変わってきます。それにつれて平均的な給与の額も異なってきます。給与の形態も、非正規や派遣であれば時給制、正規であれば月給制になっていることが多いです。

 

また、都市部の会社であるか地方の会社であるかによっても時給などは変わってきます。都市部の会社の求人であれば、時給に換算して1,500円くらいが相場となっていますが、場合によってはそれ以上の収入が見込める場合があります。

 

なお、CADオペレーターとして仕事が出来る場合には、時給換算で1,500円~1,800ほどとなっています。

 

月給に換算した場合には、月額ではおよそ24万円~30万円くらいが相場になると言って良いでしょう。ただし、実務経験があるかどうかによっても給与の額は変わってくるので注意が必要です。

 

社会保険への加入や、有給休暇の貸付条件、福利厚生などに関しては求人を出している会社ごとにかなり違いがあります。こういった点は求人情報や会社のホームページなどを参照して、あらかじめよく調べておくことが大切です。

 

建設現場事務の職場環境や服装は?

建設現場事務と一口に言っても、働く会社や工事現場の規模などによって、環境はさまざまに変わってきます。もちろん、そこで働いている人の人数や職場の形態などにも違いが見られます。仕事場所に関しては、建設現場にプレハブが設置されている場合や、現場近くにアパートやマンションなどを借りて、そこを事務所にしている場合などがあります。

 

服装に関しては自由である場合が多く、ビジネスカジュアルや私服で働いているという人もいます。ただし、会社によっては制服が貸与されるケースもあるので、どこの会社でも服装が完全に自由である、というわけではりません。

 

建設現場事務で働く際のメリット・デメリット

次に、建設現場事務員として働く場合のメリットやデメリットについて解説します。

 

建設現場事務で働くメリット

 

・スキルが身に付きやすい

これはさまざまな仕事を任されることがその理由です。建設現場事務員の仕事内容は幅広く、いろいろな知識を覚えることができます。建築に関する基礎知識を身に付けられたり、権利関係の業務を任される場合も多いので、経理関係の知識なども身に付きやすいです。

 

・女性も活躍しやすい

建設業界の仕事と言えば男性が働くイメージを持つ人も多いですが、女性も多く働いています。そのため、モノづくりに興味があるという人はもちろん、女性でも活躍しやすい業種であると言えます。

 

・ものづくりに携われる喜びが得られる

建設現場事務を含めて、建設業界は建造物などのモノづくりをする仕事です。実際に工事をする側の人間ではなくても、建築プロジェクトの一端を担っていることに変りはありません。そのため、建物が出来上がっていく途中経過を見守ることができたり、建物が完成したときの喜びなどを感じることができます。

 

建設現場事務で働くデメリット

 

・ルーティンワークではない

この記事の上のほうでもご説明しましたが、建設現場事務員の仕事はルーティンワークではありません。常に動き回ったり、たくさんの人たちとコミュニケーションを取る必要があります。そのため、それらを苦手としている人にはあまり向いていません。とくに、電話対応や接客といった業務が他の業務の合間に入ることも多いので、自分の仕事が中断されることもしばしばあります。

 

・工期が終わると職場が変わる

建設現場事務の仕事は、建築プロジェクトの開始から終了までで一区切りとされる仕事です。そのため、一つの工事が終わるとその職場での業務も終わることになり、次は別の新しい現場に移動して仕事をすることになります。一つの場所で働き続けられるわけではないため、落ち着かないと感じる人もいます。また、期間契約の場合には、次の現場がなければ契約終了となってしまう場合もあるので、そういった場合には次に働く職場についても事前に探しておかなくてはいけません。

 

建設現場事務で自分のスキルをステップアップさせるには

先にも少し述べましたが、CADを扱えると建築現場では重宝されることが多いです。CADとは、設計図などの図面を作成するソフトやシステムのことで、CADの操作を専門的に行う仕事をCADオペレーターといいます。

 

かつては紙の図面であった設計図ですが、現在はCADを利用するのが一般的で、建築現場には欠かせないものとなっています。CADを利用するのは建築現場だけではなく、自動車業界や航空業界、インテリア業界やアパレル業界など多岐にわたります。

 

CADを学ぶには専門のスクールなどに通って必要な知識を得る、またはフリーソフトやテキストを使用して独学で学ぶのが一般的です。働いていると専門スクールに通うのは時間的に難しく、高額な費用もかかることから、独学で学ぼうとする方も多いようです。

 

ただし、独学で身につけた場合、実際の現場ではスキル不足と感じることも多いため、仕事の幅を広げたいと考えている方は、専門のスクールや職業訓練校などに通うことが良いでしょう。

本コラムに掲載の内容は、2019年05月23日時点に確認した内容に基づいたもので、実際の内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。
また、当記事は株式会社ワザモノによって制作しております。掲載内容に不備がありましたら、こちらまでお問い合わせください。
cad cad walker