dxf形式で保存された図面データを、Jw_cadで読み込むと、一部フォントの箇所のみが文字化けする場合があります。
dxfは形式の異なるCADソフト間で、やり取りを行うために開発された中間フォーマットであることから、文字化けが起こる頻度は多くないものの、少なからず起こり得る現象です。
このほか、OSにフォントが対応していない場合なども考えられます。
文字化けを起こさないためには、作成者側の作図環境と送信先の環境を同じにすることが最良の方法です。
しかしながら、送信先に合わせてCADソフトを使い分けることは現実的ではありません。
文字化けが起こった場合は、下記の対処法を試してみましょう。
文字化け箇所のフォントを変更する
1.メニューバーの「設定」から「基本設定(1)」などの記載があるメニューを表示
2.そのメニューのなかから「文字」を選択
3.「文章1」などのメニューが表示されるので、通常使用する文字種を選び、希望のフォントを設定
文字コードを変換する
文字コードがUTF-8になっていることで、文字化けが起こっていることも考えられます。
その場合は、下記を試してみてください。
1.テキストエディタで開く
2.「Shift-JIS」に変換して、保存
※windowsOS標準のテキストでは形式を選択できないようです。
その場合は、文字コード変換が可能なフリーのテキストエディタを利用してみましょう。
3.2で保存したものを、Jw_cadで読み込む
dxfのバージョンを変換する
dxfのバージョンによっても文字化けする可能性があります。
dxfのバージョンには、いくつか種類があるため、現在のdxfのバージョンではないバージョンへ、互換CADソフトなどを使用して変換したうえで、ファイルを開いてみましょう。
このほか、文字化け箇所のフォントを確認して、対象となるフォントをパソコンにインストールしたり、
CADソフトを最新のバージョンにアップデートすることで、文字化けを解消することができるでしょう。