在宅勤務でもCADオペレーターになれるの?職場勤務との違いを解説

本記事はCADオペレーターを目指す(就職する)方に向けて、在宅勤務と職場勤務の違いについて掲載しています。

そもそも在宅勤務の求人があるのかという疑問からそれぞれの年収や働き方の違いを解説します。

ご自身のライフスタイルや将来像に合わせて、勤務形態を考慮した職場探しをしてみてください。

本記事はそんな方に少しでも役に立てる内容となっています。

CADオペレーターって在宅の求人はある?

いきなり結論になってしまいますが、在宅勤務のCADオペレーターの求人は多くあります。

いくつか例を挙げると次のような求人が見つかります。

A社:業務委託契約で完全在宅

従業員としての雇用関係にはならず、個人事業主として働く形になります。

自宅や好きな場所で業務を行うことができますが、働いた時間ではなく成果物によって報酬が支払われます。

B社:派遣で完全在宅

派遣会社との間で雇用契約が発生し、クライアント企業で働くことになります。

完全在宅勤務の場合、通勤する必要なく自宅で業務を行います。

C社:派遣で一部在宅

B社と同様に派遣会社との雇用契約が発生します。

週の3日は出社、残りを在宅のような働き方になります。

CADオペレーターの在宅勤務に関する求人には大きく分けて「完全在宅」と「一部在宅」の2種類に分かれるのはご存じでしょうか。

完全在宅・・・出社はゼロで基本的には自宅で業務をこなします。

一部在宅・・・入社した数カ月は出勤して業務を行い、業務に慣れてきたら、週〇日在宅OKが一般的です。

CADオペレーターの業種はほかの職種と同様、コロナの影響でリモートワークが一気に浸透しました。コロナが落ち着いてからはリモートワークを続ける会社と出社に戻す会社に二分しています。

そのような背景もあり、CADオペレーターの業種でも在宅勤務の求人が多く出ています。

CADオペレーターの在宅勤務と職場勤務はどっちがいい?

CADオペレーターとして働く際に在宅勤務と職場勤務のどちらを選ぶかは、個人の生活スタイルや会社の方針によって大きく変わってきます。両方の勤務形態にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、まずはそれぞれを理解し自分に合った働き方を検討してみてください。

在宅勤務のメリット

出費の削減:

在宅勤務により、ランチや同僚との飲み会にかかる出費が削減される傾向があり、また通勤途中の衝動買いの機会も減るかもしれません。これによって、節約が容易になる可能性があります。

通勤時間の削減:

例えば自宅から会社までの通勤が1時間かかる人であれば、往復で1日2時間自由な時間ができます。また通勤にかかるストレスがなくなるのは大きなメリットではないでしょうか。

作業環境:

自分の快適な環境で仕事ができるため、セルフコントロールができる方であれば、生産性が向上する可能性があります。

在宅勤務のデメリット

孤立感:

上司やメンバーとのやりとりがメールやチャット、オンライン会議などが中心となり、直接的な交流が少なくなるため、孤立感を感じることがあります。

セルフコントロールが難しい:

自宅にいると、仕事とプライベートの境界が曖昧になり、自己管理が難しくなることがあります。特に業務経験の浅い方だとどのようにコントロールすればいいかもわからないことが多く、ここが一番のボトルネックになります。

作業環境:

安定したインターネット接続や適切なハードウェアが必要となり、これが準備できない場合、仕事の効率が低下する可能性があります。ただし、多くの場合は、企業からパソコン等の作業環境は用意してもらえるのであまり心配する必要はありません。

職場勤務のメリット

人間関係の構築:

リモートワークでは最低限の会話で済ませることが多くありますが、出勤となれば嫌でも同僚・先輩と関わりが生まれます。リモートでは難しい人間関係が構築できる可能性があります。

仕事とプライベートが明確に分かれる:

仕事とプライベートの境界が明確になるため、仕事に集中しやすくなります。

光熱費等がかからない:

当たり前ですが、出社をすれば光熱費等は発生しません。リモートワークの場合、光熱費や通信費の補助がない会社もあり、余計な出費が発生する可能性があります。

職場勤務のデメリット

通勤:

出社では、就業時間以外に通勤時間もスケジュールに含まれるので、特に都心の電車移動の場合、ストレスの原因になることがあります。

社内交流:

人によってはメリットと感じられるかもしれませんが、職場勤務では同僚や上司とのランチや親睦会などの社内活動が自然と増える傾向にあります。これらの増加した交流は、出費の増加や個人の自由時間の減少に繋がることがあり、一部の人にとっては負担となる可能性があります。

人間関係のストレス:

職場勤務では、日々の業務において同僚や上司との交流が不可欠です。この環境は、多様な視点を得る機会を提供する一方で、自分の仕事に集中することを難しくする場合があります。また、相性の異なる人々と共にいることで、時にはストレスを感じることもあるでしょう。

CADオペレーターの在宅勤務と職場勤務の年収の違い

CADオペレーターの在宅勤務と職場勤務の年収はほとんど変わりません。

CADオペレーターの求人を探す際は在宅勤務と職場勤務の年収の違いだけに着目するのではなく、自分がどのようなスキル・経験があって、会社にどのように貢献できるかを第一に考えましょう。

一般的なCADオペレーターの年収を掲載します。

正社員の給料

正社員の年齢別年収

厚生労働省が提供している「職業情報提供サイトjobtag」によると、平均年収は461.8万です。

派遣の給料

平均的な月給は20万円から30万円程度、年収に換算すると240万円から360万円程度となります。

特に、派遣契約のCADオペレーターの年収は、経験やスキル、契約の詳細によって大きな差が生じることがあります。したがって、これらの数字は一般的な指標として参考にされることをお勧めします。

CADオペレーターの給料について詳しく見る

CADオペレーターの在宅勤務に必要なパソコンスペック

ここでは在宅でCADオペレーターとして働く場合のパソコンのスペックについて紹介します。

派遣契約でCADオペレーターになる場合は、CADソフトのライセンスやセキュリティの問題があるため、自前でパソコンを用意することは少ないです。

通信環境や光熱費に関しては会社によってまちまちで、「在宅手当」として支給する会社もあれば、全く支給がない会社もあるので、入社時に確認が必要です。

また、大手の会社では自前のパソコンから会社のリモート環境にアクセスして業務を行うといったやり方もあります。この場合、パソコンのスペックは問いません。

CPU

Core i7 第10世代以降

CPUはCADソフトの操作性に大きく関わってくるので、高スペックなものを推奨しています。

グラフィックボード

必要であれば。

グラフィックボードは通常のCADソフトを使う分には必要なく、3DCADをメインで使用する場合は、グラフィックボードを搭載したパソコンがあると動作が快適に行えます。

メモリ

16GB以上

メモリはパソコンで処理したデータの一時保管場所の役割があります。一般的には16GBあるとストレスなく動作します。3DCADを使用する場合は32GB以上あると安心でしょう。

在宅勤務のCADオペレーターは未経験でもなれる?

未経験から在宅勤務のCADオペレータ―になるのは一般的にはかなりハードルが高いと思ったほうがよいです。

もしあなたが未経験の場合、まずは経験・スキルを身につけることを優先し、在宅・出社にこだわらずに仕事を探してみるのが一つの道です。

CADオペレーターは専門職ですので、スキルと経験が重視されることを理解しておきましょう。

まとめ

在宅勤務でもCADオペレーターになれるかというテーマで記事を作成しました。

もしあなたが未経験でCADオペレーターになりたいという場合は、最初から在宅勤務ではなく、まずは職場勤務にて働き、スキルを身につけることを優先するのが一番いいかと思います。

もし、経験者であれば自分のスキルとライフスタイルに合わせて働き方を検討してみてください。

在宅勤務を導入しているかどうかは企業によって様々です。入社後に規則が変わることもあるので、「在宅勤務」だけにこだわらず、様々な角度から検討するのがよいでしょう。

この記事があなたの仕事探しに少しでも役に立つことができていれば幸いです。

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