株式会社アクト・テクニカルサポート

CAD・派遣・転職2020.07.27

無資格でも仕事はできる?CADオペレーターの仕事で重要なことと学び方

CADオペレーターの仕事に興味があっても、資格がなくてもできるだろうかと不安に思っている人や、転職を躊躇している人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は、CADオペレーターの仕事に資格は必須なのか、仕事をしていく上で重要になってくるポイントなどについて解説します。

 

CADオペレーターの仕事をするうえで重要なこと

CADオペレーターの仕事は資格よりも経験が重要

誰でも資格なしに専門的な仕事をするのには不安がつきまとうものです。しかし、CADオペレーターの仕事は、資格よりも実務経験や実践的なスキルが要求されるため、資格の有無は問われません。

 

実際、派遣会社や求人サイトにある求人情報においても、資格保持を採用の条件にしているところはほとんどありません。

 

ただし、CADに関する資格の有無は就職や転職に大きく影響するものではありませんが、実務経験が初めてといった条件で、資格があるとないとでは、資格がある方が印象は良いと言えます。

 

経験が重要視される理由

CADオペレーターの仕事は、手書きの図面やラフ図面などを設計者から受け取り、CADソフトを使って正確な図面にしたり、すでにある図面に対して修正を行う、といったことが主な業務となります。そのため、CADオペレーターの仕事を続けていく上では、それぞれの業界ごとに使用される図面を読み解く能力が必要とされます。また、よりスピーディーにミスのない図面を作成することも重要です。

 

そういったことから、実務経験者が重視される傾向にあります。

 

その一方で、CADに関連する資格は、CADの基本的な知識と技術を身につけられているか問われる試験のため、実際に仕事をスムーズにできるか、設計者の話していることが理解できているかはまた別問題なのです。

 

求人情報に「未経験者OK」と表記されているところもありますが、実際は全くの未経験ではなく、実務はなくとも何らかの経験が求められている場合も多いのが実情です。

 

全くの未経験ならまずは基本操作を身につけることが先決

前述のとおり、CADオペレーターは即戦力となり得る人材を採用する傾向にあるため、CADソフトを扱うこと自体が未経験であるならば、まずはCADスクールなどに通って、CADの基本操作を学ぶことが重要です。

 

CADスクールなどでは、CADの基本操作はもちろん、建築コースや機械コースなど、業界ごとの特徴を踏まえたカリキュラムになっている講座もあります。また、CADスクールに通えば、基本的なことを学んできていることを証明できますので、未経験であっても採用に繋がりやすくなる可能性があります。

 

CADの技術や知識を学べる場所

CADの技術や知識を学べる場所としては、専門学校・CADスクール・職業訓練校が挙げられます。

 

専門学校

専門学校では、建築やデザインなど多種多様なコースの中の学科の一つとして、CADを学ぶことができます。また、小規模の専門学校であれば、CADや製図に特化したコースが用意されているところもあります。

 

各業界における製図の基本的な知識を含め、2DCADや3DCADの操作などを学ぶことができ、修学期間は2年制がほとんどです。中には4年制もあります。

 

CADスクール

数週間~数か月間という単位で、初心者がCADをゼロから学べる場所がCADスクールです。費用は5万円~20万円と学ぶ内容やスクールによって金額設定に幅があります。

 

CADスクールでは、豊富な図面が用意されていますし、疑問点があれば適宜講師に質問することができるので、効率的にCADの習得が可能です。

 

CADスクールの多くは建築系または機械系となっていますが、中には土木系や内装・インテリア系を専門として教えてくれるCADスクールもあります。そのため、CADスクールに通う場合には、今後の方向性も考えた上で、どのスクールを選ぶのかを決めることが大切です。

 

職業訓練校

職業訓練校で学ぶというのも選択肢の一つです。職業訓練校では、3カ月~半年程度の期間でCADを学ぶことができ、受講料は基本的に無料となっています。しかし、募集している人数には限りがあるという点には注意が必要です。

 

CADスクール同様、学校内に設置されているパソコンで実際にCADソフトを操作することが可能ですし、建築や機械などに関する基礎知識を学ぶこともできます。

 

CADを学ぶうえで資格取得目指すのは有効な手段の1つ

CADスクールでは、資格取得をゴールとしているところもありますが、就職や転職に有利になるわけではありません。しかし、自分の能力を確認したり、勉強意欲を保つうえでは、資格取得を目標に掲げることも有効です。

 

では、具体的にCADに関する資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

CAD利用技術者試験(2次元)

CAD利用技術者試験(2次元)は、1級、2級、基礎試験という3つの等級があり、主に図面のトレース能力を見る試験となっています。試験内容は、いずれも筆記試験と実技試験があります。受験料や試験時間は等級によって異なり、合格率は60%70%ほどです。

 

オートデスク認定資格プログラム

オートデスク認定資格プログラムはAutoCADを販売しているAutodesk社が実施している試験です。試験の概要としては、Autodesk社の製品全般の操作能力を見るものとなっており、オートデスク認定資格プログラムとオートデスク認定プロフェッショナルという2種類があります。試験時間はともに120分で、実技試験のみです。費用については要問合せとなっています。

 

Vectorworks操作技能ベーシック認定試験

Vectorworks操作技能ベーシック認定試験はエーアンドエー社が実施しています。この試験は、会場に出向いて試験を受けるスタイルではなく、インターネットを利用しての選択式の試験です。受験料は10,000円で、試験時間は50分間となっています。7割以上の問題に正解すると合格することができ、9割以上の正解でアドバンス認定の認定証カードが発行されます。

 

建築CAD検定資格

建築関係のCAD操作に特化した建築系CAD検定資格は、等級は准1級~4級までの4等級があり、一般の受験は3級からです。主に図面を見てのトレース能力が試される試験となっています。試験内容や試験時間、受験料は等級によって異なります。

 

CAD実務キャリア認定制度

CAD実務キャリア認定制度は、CAD検定部会とNPO法人日本学び協会が実施している試験で、CADの操作能力の他、学習意欲や問題に対する対処能力などが測れる試験となっています。こちらは合否判定ではなく、得点によって評価が下されます。受験料は応募する試験によって異なりますが、試験時間はいずれも90分となっています。

 

今回ご紹介してきたように、CADオペレーターの仕事は無資格でもできる仕事です。ただし、それにはCADを扱ったこと経験がある、ということが大前提です。

CADオペレーターという仕事に興味があるのであれば、まずは、基本的な知識をしっかり身につけ、経験を積み重ねていくようにしましょう。

 

本コラムに掲載の内容は、2020年07月27日時点に確認した内容に基づいたもので、実際の内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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