
CAD・派遣・転職2020.07.22
CADオペレーターの研修制度を使って賢く働く!
CADの基本的な知識や技術は身につけたものの、実務を積んでいく中で操作に不安があったり、技術を高めたりしたい場合、研修制度をうまく利用することでスキルアップを図ることができることをご存じでしょうか。そんなCADオペレーターが上手に活用していきたい研修制度について詳しく解説します。研修制度を使って、賢く働いていきましょう。
目次
CADオペレーターの研修は大きく3つ
CADオペレーターの研修は大きく分けると下記の3種類に分けることができます。
企業内研修
企業によって異なりますが、企業内においてCADオペレーターの研修制度を設けている会社があります。研修の内容としては、自社で扱うCADソフトの操作方法や、それに関する知識を学べる場です。企業によっては、この研修を設けていることで、未経験者の募集を行っている場合もありますので、未経験からCADオペレーターとして働きたいと考えている場合には、こうした研修制度を用意している会社を選ぶと良いです。
具体的には、図面の読み書きの仕方を教わったり、効果的なトレースの方法などを学んだりすることができるため、今後の仕事にとって役に立つものとなります。もちろん、分からない点があればその場で質問することができるので、積極的に活用すれば仕事の効率を高めることができます。
派遣会社などによる研修
主にCADオペレーターの派遣を行っている会社の中には、CADの研修制度を設けているところがあります。実際に仕事を始める前にCADの研修を受けることができるため、長い間職場を離れていた人などにとって有用なものです。
派遣会社で受けられる研修は、企業内研修のような未経験者向けというよりは、基本的にCAD技術のスキルアップ支援を目的とした内容になっています。
派遣会社に登録している人を対象とした研修にはなっていますが、それぞれのCADソフトに特化した講習や無料講座、自主学習ができる自習室などが供えられているところもあります。研修を終えた後の流れとしては、自分が希望する会社や派遣会社に紹介された会社でCADオペレーターとして働く、という流れになっています。
CADソフト会社による研修(セミナー)
AutoCADやInventorなどを販売しているAutodesk社でも、CADオペレーター向けの研修会を実施しています。この研修会は定期的に行われており、期間はだいたい2日間くらいとなっています。研修の内容は各回によってそれぞれ異なり、CADオペレーターとしての基本を学ぶものから、実際に仕事に活かせるものまで、幅広い内容の研修が用意されています。
Autodesk社はさまざまなCAD製品のデベロッパーであるため、研修を通してソフトの活用術や、製品のアップデート情報、新しいソフトの紹介なども行ってもらうこともできます。
なお、Autodesk社の研修会にはオンラインで行うものと、会場を利用して行うものとがあります。会場を利用して行うものであれば、実際にCADソフトに触れることができます。
CADオペレーター研修はさまざまな場面で活用できる!
実務未経験での就職
例えば、CADの専門スクールや職業訓練校で基本的な技術は身につけたものの、実務経験はないため仕事を始めるにあたって何かと不安なことも多いと思います。
そこで、事前研修が用意されている企業に就職することができれば、どのような図面を扱うのか、製図作業の流れなども確認することができ、スムーズに業務に入ることができます。
扱うCADソフトが変更になった
これは主に派遣社員に該当することですが、就業先の会社によってCADソフトが異なるということも多々あります。今までVectorworksをメインで使っていたが、次の派遣先はAutoCADを使用する、などです。
CADの知識はある程度あるものの、初めて扱うCADソフトを使用する場合、実際に就業するにあたっては不安が伴います。そういった場面で、事前に派遣会社やCADソフト会社などのCAD研修を受けておくことで、新しいCADソフトにも慣れておくことができます。
スキルアップしたい場合
CADの研修は、ビギナー向けのものから中級~上級者向けのものまでさまざまなものがあります。このうち、中級~上級者向けの研修では応用的なスキルや最新技術を学ぶことが可能になっています。そのため、CAD自体は扱えるけれど、さらなるスキルアップを目指したい、と考えている場合にも研修は有効です。
派遣会社によっては現在建築業界で導入が進むBIM、DTPソフトなどのソフトを自習室で自由に使えるところもありますので、幅広いスキルを身につけることもできます。
復職時
ライフステージの変化に伴い、CADオペレーターの仕事を途中で離れたけど、復職したいと考える人も多いと思います。その際にも研修は有効な手段です。
たとえば、以前勤めていた時と復職時では、CADソフトのアップデートが行われていたり、新機能が追加していたりすることもあります。研修制度をうまく活用すれば、就業前に現在のCADソフトを触ってみることができるなど、復職もスムーズに進められます。
CADオペレーターとして働くなら研修が充実したところで!
CADオペレーターの研修制度は、企業や派遣会社によってそれぞれ異なるうえ、基本的な技術から応用的な技術まで研修内容もさまざまです。
今回ご紹介したように、さまざまな場面で研修制度は活用できますので、就職や転職を考えている場合には、研修が充実している企業、派遣会社を選ぶことをおすすめします。
とくに派遣会社の研修は、初歩的から応用的なものはもちろん、その他にもDTPソフトやBIMなどを学べる環境が整っているところもありますので、CADオペレーターとして上を目指すのであれば、上手に活用してみてください。
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