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CAD・派遣・転職2020.06.30

建築系CADオペレーターに求められる建築の知識量とは

CADオペレーターの中でも建築分野に特化したオペレーターになりたいと考えいる人も多いと思います。では、建築業界でCADオペレーターを目指す際には、どれくらい建築に関する知識が必要になってくるのでしょうか。

 

CADオペレーターに求められる知識とは

まずはCADオペレーターという仕事全般についてですが、現在CADを使用して業務を行っている業界や業種というのは多岐にわたります。

 

建築業界はもちろんのこと、土木業界、製造業界、インテリア・内装業界、アパレル・ジュエリー業界、福祉業界などでもCADを業務に使っています。当然、建築業界や土木業界、インテリア・内装業界、福祉業界では建築系の知識が必要となりますが、それら以外の業界で建築系の知識が必要とされることはありません。

 

建築業界で必要とされる知識

建築業界で必要とされる知識は、次の6つに分類することができます。

 

・意匠

・構造

・設備

・施工

・環境

・法規

 

すべての項目において、建築物を実際に作るためには建築士の資格が必須となっているのです。最後に挙げた「法規」に関しては、具体的には建築基準法や都市計画法に合った建物を設計する、といったことがこれに当たります。

 

各職種に求められる知識

では、それぞれの職種で必要になってくる知識とはどんなものになるのでしょうか。

 

建築士

建築士の場合、先に挙げた6つの知識すべてが必要とされます。とくに大切なのは法規の面で、建築物を建てる際には耐震基準や防火基準などを満たしていなくてはいけません。それだけでなく、意匠、つまり建物のデザインを決めるのも建築士の仕事ですから、建築士にはデザインセンスも必要とされます。

 

そのため、建築士においてはCADに関する知識については必ずしもすべてを分かっている必要はありません。

 

CADオペレーター

CADオペレーターの仕事に就く場合は、建築士のように建物の意匠設計を任されるわけではありません。そのため、法規の面に関してもそれほど深い知識を習得していなくとも図面を描くことは可能です。ただし、建築業界で使われる用語と、それらを理解しておかなければ、仕事についていけない場合もあります。

 

CADオペレーターにとって第一に必要なのは、建築士が何を意図して描いた図面なのかを読み取る能力です。建築士は紙に手書きで図面を書いていく場合も多く、その図面のどの部分が何を表しているものかが分からないと、CADオペレーターの仕事はできません。すなわち、建築製図の基礎を覚えておく必要があります。

 

その他に覚えておきたいこととしては、木造建築とRC建築(鉄筋コンクリート造)、鉄骨造建築の構造の違いなどを挙げることができます。

 

CADオペレーターを目指す前に進路を明確にしよう!

CADオペレーターにとって必要なスキルとは、「図面の読み取り能力」と「CADの操作スキル」の2種類です。

 

一般的にCADオペレーターとして就職・転職する際には、実務経験やCADスクール・職業訓練校で学んだ経験が重視されます。CADスクールでは通常3カ月~6カ月くらい、職業訓練校では3カ月~1年間くらい、CADの操作方法および業界ごとの基礎知識を学ぶことになります。

 

CADスクールや職業訓練校などでCADを学ぶ場合には、建築系か製造系かの2つに分かれています。どちらに進むかで、取り扱うテキストの種類や実技の内容も異なってきます。また、インテリアコーディネーターなどは専門学校でCADについても学べる場合もあります。

 

建築系CADオペレーターを目指しているのであれば、まずは進路を明確にして、建築系のCADスクールや職業訓練校で学ぶことがおすすめです。

 

建築士は専門用語を交えて図面の説明をする場合も多いですし、時には図面の修正作業を任されることもあります。ですから、建築系CADオペレーターを目指す場合には、CADスクールや職業訓練校で建築系の基礎知識や専門用語などを覚えておくことが欠かせません。

 

建築系CADオペレーターを目指すなかで課題になることとは?

ここでは、建築系CADオペレーターになる際に課題になることをご説明します。

 

建築の基本的な知識を身につける

建築系CADオペレーターになるためには、やはり図面を正確に読み取れる、ということが基本となります。とくに紙に描かれた図面は不正確だったり読みにくかったりすることも多く、この場合には建築士の意図をくみ取る能力が必要になってきます。分からない点があれば、その都度、建築士に質問をするようにしましょう。

 

具体的な例を挙げると、建築系CADオペレーターが作図をする場合、壁や柱などには厚みを持たせ、ドアや窓などには厚みを持たせずに作図をすることになります。図面を一目見た瞬間に、ここは壁だ、ここは柱だ、といったことが即座に分かるようになれば、仕事もスムーズに進みます。こうした基礎知識なしに建築系のCAD製図をすることは難しいかもしれません。

 

 建築業界で導入されているCADソフトの操作技術

建築系CADオペレーターとして働いていく上では、こうした建築系の基礎知識も欠かせないのですが、それ以上に要求されるのが作図の正確さとスピードです。建築士の意図通りに素早く作図ができることは、その後のスキルアップにも関係してきます。最初に任されるのは主に2次元の図面のトレースですが、慣れてくれば3次元パースの作成なども任されるようになります。

 

建築系のCADとしてはAutoCADやJw-CADなどが多く使われています。

 

Jw-CADはCADスクールなどで学べる機会は少ないですが、フリーソフトなので誰でもインターネット上からダウンロードして使用することが出来ます。

 

CADオペレーターとしてスキルアップしてきたと感じたら、さらに高度な作図が出来るARCHICADやRevitとなどのBIMにチャレンジしてみても良いでしょう。

 

本コラムに掲載の内容は、2020年06月30日時点に確認した内容に基づいたもので、実際の内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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