株式会社アクト・テクニカルサポート

CAD・派遣・転職2020.03.05

CADオペレーターになるには?CADオペレーターとして活躍するまでの道のり

さまざまな建築物や製品に囲まれて生活をしているうちに、何らかの形でものづくりに携わりたいと考えている方もいるのではないでしょうか。今回はものづくりに携わる職業の1つ、CADオペレーターになるにはどのような道を歩んでいかなければならないのか、どんな能力が求められるのかについて紹介していきます。

 

CADオペレーターになるには資格は必要?

CADオペレーターにかぎらず、仕事をするうえで、どのような資格が必要になるのかは必ず考えると思います。では、CADオペレーターになるには資格は必要なのでしょうか。

 

結論としては、CADの資格は数多く存在しますが、資格が無くてもCADオペレーターとして働くことができます。

 

建築の設計業務などは、建築士の独占業務とされているため仕事をするうえで資格は必要ですが、CADによる作図業務については、法律による制限が特に定められていないため、資格は必要ありません。

 

その一方で、CADに関する資格が多数存在するため、取っておいた方がいいのではないかと考える人もいます。必ずしも必要なものではありませんが、CAD関連の資格取得を目指すことで、CADに関する知識は深められるでしょう。

 

CADオペレーターの仕事をおさらい

CADオペレーターの仕事内容

CADオペレーターになるには、まずCADオペレーターの仕事内容をしっかり把握しておく必要があります。

 

CADオペレーターは、パソコンにインストールされたCADソフトを操作し、様々な設計業界で必要となる、図面を作成するのが仕事です。

 

主な役割は、設計士や、デザイナーからの指示を正確に聞き取り、その内容を図面に反映させることです。

 

設計の細かい内容については、設計士やデザイナーが把握しているので、CADオペレーターが知っている必要はありません。しかし、設計士やデザイナーの指示を正確に聞き取るためにも、ある程度の専門知識と、業界で使われる用語、そして図面の内容を読み取るスキルが必要です。

CADオペレーターの働き方は多種多様

CADオペレーターの仕事の求人情報を見てみると、「正社員」「アルバイト」「パート」「契約社員」「業務委託」「在宅ワーク」など様々な形態で募集されているのが確認できます。

 

多様な働き方ができるCADオペレーターの仕事ですが、その中で「派遣社員」の募集は多い傾向にあります。

 

従来、ものづくり関係の仕事は男性の職場というイメージがありましたが、近年は、女性の活躍も目立つようになりました。

 

女性の人生は、結婚、出産、育児など、そのステージにより、働ける時間が大きく変化するものです。CADオペレーターの求人に多い派遣という働き方は、ライフステージによる変化に、柔軟に対応することができるため、ライフスタイルに合わせながら、より良い環境で仕事をしていくことができるでしょう。

 

CADオペレーターになるには正確なスキルを身につけることが重要

CADオペレーターを養成するスクールや各種学校などはありますが、必ず卒業する必要はありません。

 

しかし、CADオペレーターになるには、作図には専門的な知識と技術が必要とされるため、実務に就く前に正確なスキルを身につけることが重要です。

 

ここでは、CADオペレーターに必要な技術や知識が身につけられるスクールや学校を紹介します。

専門学校

CADの知識を習得するための学び場の1つが、専門学校です。

 

建築や土木やデザインなど、多様な専門コースの中の、学科のひとつとしてCADを学ぶ学校もあれば、小規模な学校ではCADと製図に特化したものまで、様々な学校があります。

 

各設計業界の製図の基本的な知識から、2DCAD、3DCADの操作、またCAD利用技術者試験など、資格試験の対策をする中で、CADのスキルを磨くカリキュラムを設けている場合もあります。

 

多くの専門学校は2年制となっており、卒業すると「専門士」の称号が与えられます。中には4年のコースを設けている学校もあり、卒業すると「高度専門士」の称号が与えられ、卒業後に大学院を受験することも可能なコースを設けている学校もあります。

大学

建築学科や工学科のある大学でも、授業の一環でCADを学ぶことができます。

建築学を学ぶことで、建築設計の中でどのようにCADソフトを使っているのかを体系的に学ぶことができます。

 

CADのソフトは多数の種類があり、就職した際に学校で学んだソフトとは違うソフトを使って仕事をすることになることも考えられますが、コマンドの選択の仕方などが違うだけで、基本的な作図の方法はある程度似ているので、2DCADの場合は、どのソフトで学んでも、無駄になるようなことは無いでしょう。

 

大学で設計を学んだ後に、CADオペレーターとして就職したとしても、就職した企業で、最新の3DCADBIMを導入していて、学校で学んだ知識では対応できなかったというケースもあるようです。

 

現在、建設業界でも大手を中心として、BIMの導入がすすんでおり、大学でもBIMのスキルを身に付けておきたいところですが、現状ではまだBIMのスキルを身に付けることができる大学は少ないようです。

職業訓練校

CADを学ぶための学費をなるべく抑えたい場合、国の機関である「職業訓練」を利用して学ぶという方法もあります。

 

職業訓練校のCADオペレーターのコースは、「機械系CADオペレーター」のコースと、「建築CADオペレーター」のコースが用意されているようです。

 

どちらのコースでも、設計の基礎からCADを利用した作図操作までを学ぶことができます。

 

職業訓練校では、テキスト代は自己負担ですが、受講料は無料となっており、民間の学校と比較すると費用をかなり抑えることができます。

 

受講期間は、地域や選択したコースによっても異なりますが、三ヶ月〜二年のコースが用意されていることが多いです。

 

職業訓練校では就職する為に必要な知識を身に付けられることと、就労支援もしているので、そのままの流れで就職することができるのも魅力のひとつです。

 

職業訓練校の窓口はハローワークとなっており、受講するためには、積極的な就職活動をしていることが条件となっています。

CAD専門スクール

初心者がゼロからCADを学ぶことができる場所として、CADオペレーター養成コースを設けているスクールもあります。

 

スクールでは、CADオペレーターとして必要な、CADシステムの知識を基礎からしっかりと学ぶことができます。2DCADコースの場合、シェア率の高い「Jw_cad」と「AutoCAD」の二種類を採用しているスクールが多いようです。

 

受講期間は、各スクールのコースによって異なりますが、基本操作や機能を、実際のCAD操作を通して効率よく学んでいくことができます。

CADオペレーターに学歴は必要?

ここまで、CADオペレーターになるには正確な知識や技術が必要であるとしてCADを学べる学校についてみてきましたが、学歴はあまり関係ありません。

 

必ずしも大学や専門学校で、CADの技術を学ぶ必要はありませんが、社会人になって未経験からCADオペレーターを目指す場合は、CAD専門スクールや職業訓練校を利用すると、CADオペレーターとしての道もスムーズに歩み始められることでしょう。

 

CADオペレーターになるには年齢は関係ある?

別の業界からCADオペレーターに転職を考える人もいると思います。その際気になるのが、年齢ではないでしょうか。

 

基本的にCADオペレーターになるには年齢は関係ありませんが、企業側としては、知識の習得が速く新しい環境にも柔軟に適応しやすいと考えられる、20代や30代の社員を採用したいというのが本音だとは言えるでしょう。

 

また、CADオペレーターの仕事は、一般の職業と比較すると年齢よりも経験や知識を重視する傾向にあるため、できるだけ早い段階でCADオペレーターの道を歩み始めることがベストと言えるかもしれません。

 

ただし、40代以降でCADオペレーターとして転職できないというわけではなく、40代からの転職や就職だったとしても、CADの知識や技術がしっかりと身についておけば、採用してもらえることも十分に考えられるでしょう。

 

CADオペレーターに求められること

CADオペレーターになるには、素質があるかどうかも見極めなければなりません。下記で、CADオペレーターに求められることを紹介します。

 

・集中力

一日の大半をパソコンの前で過ごすことになるCADオペレーターには、長い時間集中力が求められます。小さなミスが大きな失敗に繋がりかねないセクションなので、上手に息を抜きながら集中力を保つことが求められます。

 

・正確性

設計士やデザイナーからの指示を、正確に聞き取り、それを図面に反映することが求められます。納期が迫っている場合、正確さに合わせて、速さも求められることになるでしょう。

 

・スケジュール管理

納期を守るためには、スケジュールの管理が必要になります。常にどのくらい作業がすすんでいるのかを把握することが大切です。

 

・コミュニケーション能力

設計士やデザイナーとはもちろんですが、制作側の関係者や、場合によってはお客様との打ち合わせにも同行する場合もあるので、コミュニケーションの能力も必要です。

 

・業務全体を見る

パソコンを使用しての業務に集中しすぎると、どうしても全体の仕事を見失いがちになりますが、プロジェクトのどこを担当していて、プロジェクト全体がどのように進行しているかをある程度把握しておく必要があります。

 

・表現力

デザイン色の強い図面を描く場合、「優しい色合い」「淡い桃色」など、デザイナーの抽象的な言葉からイメージを受け取り、図面に表現することが求められる場合もあります。

 

・協調性

大きなプロジェクトになるとCADオペレーターだけでも複数人体制で望む場合もあります。職場での協調性は、やはり欠くことができません。

 

まとめ

CADオペレーターになるには、どのように道を歩んでいけばいいのか、どんな能力が必要なのかについて紹介してきましたが、日々進化するCADの新しい技術を学ぶ姿勢が最も重要なポイントと言えます。向上心を持っていくことで、広く活躍できるCADオペレーターになれることでしょう。

 

これを機会に、ものづくりの現場で活躍するCADオペレーターを目指してみてはいかがでしょうか。

 

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