株式会社アクト・テクニカルサポート

CAD・派遣・転職2019.06.01

CADオペレーターの仕事とは?必要なスキルと向いている人の特徴について

CADオペレーターを目指したいけど、自分は向いているのだろうか」と不安になっていませんか?CADオペレーターはどんな人に向いているのでしょうか。仕事内容や人気の雇用形態、CADオペレーターに向いている人の特徴などを解説するとともに、CADオペレーターの仕事を効率よく探す方法をご紹介します。

CADオペレーターの仕事とは

CADオペレーターは、文字通りCADを操作して設計・製図・データ入力したり、修正・設計補助などをしたりする仕事です。

 

CADオペレーターは、建築・土木業界、自動車・航空業界、機械・家電業界、アパレル業界、家具・インテリア業界、広告業界、福祉業界など、実に幅広い業界で求められている人材となっています。

 

業界や業種によって多少の違いはあるものの、仕事内容としては設計者やデザイナーのアイデアをCADに入力し、図面または3Dデータとして利用できるようにすることです。修正、デザイン変更などにも対応します。また、必要に応じて熱や重量などの数値も導き出します。

 

このように、業界や業種が幅広いため雇用形態も正社員、契約社員、派遣社員、パートなどさまざまです。その中でも特に、一定以上のスキルを身につけている人の場合、時短や週4勤務OKだったり、育児休暇を経て職場復帰しやすかったりすることから、派遣社員に人気が集中しています。

 

CADオペレーターに向いている人の特徴

実務経験

むしろ資格よりも「経験」を重視する企業が多いのが大きな特徴と言えるでしょう。実務経験は即戦力となります。つまり、企業も即戦力を欲しがっているというわけです。

 

図面の理解力

CADオペレーターは図面を入力する、修正するといった作業がほとんどです。そのため、ただ入力するだけでなく「この図面は何のためにあるのか」「何が描かれているのか」「ここは間違いではないか」など、図面を読み取り、理解する力も求められます。

 

コミュニケーション能力

設計者やデザイナーと打ち合わせしたり、外部と連携して進捗管理・調整を行ったり、不明点などを設計者に確認したりするといったように、人とコミュニケーションを取りながら作業を進めていく場面は少なくありません。意思疎通を図れることもCADオペレーターの大切な要素です。

 

モノづくりに興味がある

モノづくりに興味があるということも、CADオペレーターにとっては大事な資質のひとつです。とくにCADオペレーターの場合、その仕事はモノづくりの工程の上流にあります。図面ひとつにミスが生じていても、出来上がるモノには大幅な狂いが生じてきます。

 

ミスを生じさせないためにも、積極的に仕事に取り組み、モノづくりに興味を持つということが欠かせません。自分が作っているモノに対する愛着があれば、その完成形というものが分かってきますし、仕事の効率もアップすることになります。そして、実際に自分が製作に携わったモノが完成することには大きな喜びが伴います。

 

集中力

CADオペレーターの仕事では多くの数字を扱うことになるため、集中して業務に取り組む必要があります。そのため、集中力が高いという点もCADオペレーターに必要な素質と言えます。実際に計算をしたりすることはほとんどありませんが、数値の入力ミスなどは絶対に避けなくてはいけません。

 

図面の作成時に入力する数値は、ひとつずつ丁寧に入力していく必要があります。同じ図形を繰り返して作図する際には、コピー&ペーストの機能も使用することができますが、その際にもコピー&ペーストをする間隔などは、数値として入力する必要があります。必要な数値はすべて図面に書かれていますが、それを読み間違えないようにすることも大切です。

 

また、CADオペレーターの仕事は熟練を必要とする仕事でもあるため、全くの初心者がいきなり業務をこなすことには難しいものがあります。CADの操作にはコツがあり、仕事を続けていくうちに、どうすれば効率よく作図することができるのか、ということも集中して仕事に携わることで、うまく学ぶことができます。

 

細かい作業が好きな人・苦にならない人

CADオペレーターの仕事は、細かな作業の連続です。建築図面や機械系の図面などを見ると、一見とても複雑なように見えますが、その細部は単純な図形の組み合わせでできています。CADオペレーターの仕事では、こうした単純な図形をいくつも組み合わせていくことで、大掛かりな図面についても作図していくことができるのです。

 

そのため、細かな作業が好きな人や、それが苦にならない人はCADオペレーターの仕事に向いていると言えます。CADオペレーターの作業は基本的に一人でする作業なので、図面の作成をまかされている間は、コツコツとパソコンに向かって仕事をしなくてはいけません。こうした仕事を続けていると途中で飽きてしまうという人は、CADオペレーターには向いていないと言えます。

 

几帳面

几帳面であることも、CADオペレーターにとっては大事な資質です。CADによる作図では、手書き図面のように線の太さや濃さなどに気を遣う必要はありませんが、似たような図面を多く取り扱わなくてはいけません。場合によっては、図面のプリントアウトやファイリングなどを行う場合もあります。そのため、几帳面な性格が必要となるのです。

 

また、作図中に分からない部分が出てきた場合などには、その都度自分で調べてみたり、他人に確認を取ったりする必要が出てきます。このような点もおろそかにしないような、几帳面な性格をした人であれば、作図の効率はアップしていきますし、昇給などにもつながりやすいです。

 

オン・オフを上手に切り替えられる人

どんな仕事にも言えることですが、仕事中は自分の仕事に打ち込まなくてはいけません。これは、CADオペレーターの仕事であっても同様です。とくに、CADオペレーターはオフィス内を動き回るような仕事ではなく、ひたすらパソコンに向かって製図を続ける仕事となっています。

 

オンとオフを上手に切り替えて、適宜休憩をはさみつつストレスをため込まないようにしなければ、CADオペレーターの仕事をこなすことは難しくなってきます。仕事中は自分の作業に集中し、仕事や休憩が終わったら自分の時間として、即座にオンとオフを切り替えることができれば、仕事を続けていく上でのモチベーションも上がっていきます。

 

管理能力

CADオペレーターの仕事では、1つの図面を集中して作図する場合が多いですが、場合によっては複数の図面をかけもちで作図しなくてはいけないケースがあります。そのため、管理能力があるかどうかも仕事をうまくこなしていく上ではひとつのカギになってきます。

 

例えば建築業界であれば、完成形のみの製図を行うのではなく、建築プロジェクトの各段階における施工ステップ図などを作成しなくてはいけないケースがあります。こういった時、どれが最初の図面であり、どれが次の図面であるか、といったことがきちんと判断できなくてはいけません。

 

自分が今どの仕事に携わっているのか、という点を判断する管理能力も、CADオペレーターの仕事を長く続けていく上では必要になってきます。

 

向上心がある人

CADオペレーターが扱うCADソフトは頻繁に更新されることが多いソフトですし、そのたびに新しい機能や使い方をマスターしなくてはいけません。場合によっては、自分が働いている会社で使用されているソフトが、新しいものへと切り替わる場合もあります。

 

ですから、常に向上心を持って仕事に接し、新しいことをどんどん吸収して学んでいく、という姿勢が大事です。

 

またCADオペレーターを長く続けていくうえで、単純な製図だけにとどまらず、DTPソフトを扱えるようになったり、BIMの知識や技術を身につけたり、業界に関する専門性の高い資格取得を目指すと言った向上心も大切と言えます。

 

最低限のパソコンスキルが身についている人

パソコンの操作については、ある程度基本的な事柄は学んでおいたほうが良いと言えます。CADオペレーターの仕事は、設計者の指示のもと図面を作成したり、修正したりが主な業務です。

 

しかし、場合によってはOffice系ソフトと連携してデータ管理などを行う場合もあります。パソコンをどのように操作すれば、どのように反応するのか、といったことや、Office系の基本ソフトの使い方などはあらかじめマスターしておいたほうが良いです。そのため、CADソフト以外にもパソコンに関して全般的な操作スキルが必要になってきます。

 

手に職を付けたい人

CADオペレーターの仕事は専門性のある仕事であり、手に職をつけたいという人もCADオペレーターの仕事には向いています。

 

また、一度CADの操作技術を身につけておけば、結婚や出産などライフステージの変化に伴い、離職したとしても、復職時もスムーズに就職先を見つけることもできるでしょう。

 

ライフステージの変化に合わせた働き方を希望する人

特に女性の場合、結婚や出産を機に一度仕事を辞め、その後復職を希望する人も多いと思います。CADオペレーターの場合は、正社員のフルタイム勤務や、パートや派遣勤務など会社によっては時短勤務を希望できるところもあるので、経験を活かしながらライフステージの変化に合わせて働くことが可能な仕事です。

 

CADのスキルを身につける方法

一口にCADと言っても、AutoCADVectorなど様々なソフトが存在し、各現場で使用するソフトが異なります。扱えるソフトが増えることでより仕事を選ぶことができますし、CADオペレーターとして大きく成長することができるでしょう。

 

CADを扱う仕事では「CADを扱えるかつ、即戦力になり得る人材であるか」が最大のポイントと言えます。即戦力となり得るスキルや知識を身につけるための方法としては、「職業訓練校」「スクール」があります。

 

より多くのCAD操作のスキルを身につけるための1つ目の方法として、職業訓練校に通うことが挙げられます。

職業訓練校とは、再就職のために支援を受けられるスクールのようなものになります。

受講料は基本的に無料となっていますが、これは雇用保険から支給されるものであり、だれでも受けられるわけではありません。一定の条件を満たした方のための講習ですので、事前に確認しておきましょう。

 

なお、受講料が無料となってもテキスト代など多少の費用は必要となります。
期間は3か月~1年程です。

 

ただし、基本的な操作の講習が一般的ですので、資格取得のための勉強や応用などは自身で身につけていくことになります。

 

一方、スクールに通うという場合「自分の目的(何を身につけたいのか)」を明確にし、それに見合ったカリキュラムを組んでいるスクールを探すことが何よりも重要です。

 

どの業界で働きたいのか、そのために身につけておくスキルは何か、どのCADソフトのスキルや知識を学びたいのかといったことから逆算して絞り込んでいきましょう。

 

スクールでは、効率よく基礎的な知識やスキル、実践的なスキル、資格取得に向けた対策などを教えてもらうことができます。ただし、コースにもよりますが3050万円などの受講料がかかります。

 

効率よく学べることと費用面はトレードオフの関係になりますので、ご自身のライフスタイルや予算なども踏まえて無理のない方法を選びましょう。

 

CADオペレーターが活躍できる業界

一口にCADオペレーターといっても、活躍する業界は様々です。ここでは、CADオペレーターが活躍する業界について紹介します。

 

建築業界

現在、CADオペレーターを募集している業界で製造業界と並んで求人数が多いのは、建築業界です。CADの基本的な技術や知識は必要ですが、未経験からでも働きやすい業界であるため、CADオペレーターとしての第一歩を踏み出したい場合には最適の業界だと言えます。

 

建築業界では、主にAutoCADJw-CADなどを使用して製図を行っています。

 

内装・インテリア業界

最近では、内装やインテリアの業界でもCADオペレーターの募集が増えてきています。建築業界では建物の内部を設計するのに対して、内装・インテリア業界ではその室内をデザインしたり、レイアウトを考えます。主に使用されているソフトは、VectorworksAutoCADなどです。

 

土木業界

土木業界でも求人数が増加している傾向にあります。土木業界では、高速道路や橋、上下水道といったインフラ関係の製図をすることが、CADオペレーターの仕事となっています。土木業界でも多く使用されているのはAutoCADJw-CADなどで、設計図、参考図、変更設計図、施工図、完成図といったさまざまな図面の作図を行います。

 

設備業界

電気や水道など、設備関係の施工やメンテナンスを行っている会社でも、CADオペレーターを募集しています。設計業界ではAutoCADCADWe'll Tfasなどが使用されています。

 

製造業界

製造業界では、主に機械系の分野でのCADオペレーターの募集が多いです。機械系で取り扱うのは、AutoCADCATIAといった3次元のモデリングができるCADです。そのため、3次元でのモデリングも行える能力が必要となってきます。

 

CADオペレーターの求人は多い?

CADオペレーターはモノづくりをする業界では欠かせないものとなっていますが、その反面求人数に対する応募者数が不足している傾向があります。派遣会社や求人サイトにおいても、CADオペレーターの求人数はかなり多くなっています。

 

業務でCADを使用する業界は現在も増え続けており、そういった点から見ても、CADオペレーターの仕事は今後も増加していくことが予想されます。

 

ただし、求人数は多いものの、それなりに経験が求められるため、就職・転職をスムーズに進めるためには、即戦力となり得るスキルを身につけておかなければなりません。

 

前述のとおり、CADオペレーターというのは専門職であり、なおかつ向上心が必要な仕事です。継続して仕事をしていくためには、常にソフトや業界に対する新しい知識を身につけ、鍛錬を積んでいくということが必要になります。それに加えて、自分の仕事に責任感をもってあたるということが大切です。

 

CADオペレーターの仕事を見つけるには

実際に、CADオペレーターの仕事を見つけるにはどういった方法があるのでしょうか?仕事の探し方はさまざまですが、より自分のスキルや希望に見合った仕事を探したいですよね。

 

自分でCADオペレーターの仕事を探すとき、ネット検索や求人サイトなどを利用することが多いと思いますが、例えばそこに「未経験OK」と書かれていても、実際には

 

CADを使った仕事に就くこと自体が未経験」という人でもOKの場合と、「CADを使った仕事に就いたことはあるが、その業界自体が未経験」という人を求めている場合などがあります。

 

これは一例ですが、このように自分だけでCADオペレーターの仕事を見つけるのは難しい部分もあります。

 

自分のCADスキルを理解していることはもちろん、自分のスキルを把握してくれている人がいることが、自分に合ったCADオペレーターの仕事を見つける近道となります。

 

例えばスクールで資格を取得したなら、そのスクールに紹介してもらう方法、職業訓練校で技術や知識を身につけたなら、ハローワークに紹介してもらう方法などがあります。

 

より自分の希望を細かく伝えたい場合は、CADオペレーターの求人情報を扱っている派遣会社に登録する方法がおすすめです。事務系のCADオペレーター、エンジニア系のCADオペレーターなど幅広い求人情報を扱っていますし、希望する職種や働き方などもより詳しく伝えることができます。

 

CADオペレーターは幅広い分野で求められており、その業務内容も多岐にわたります。自分に合った仕事を見つけるためにも、まずはCADオペレーターの求人情報を扱っている派遣会社に登録してみてはいかがでしょうか?

 

本コラムに掲載の内容は、2019年06月01日時点に確認した内容に基づいたもので、実際の内容と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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