イベントコンパニオンの年収は経験やスキルによって大きく異なる!

華やかなイメージのイベントコンパニオンは人気の仕事の1つとして挙げられますが、年収がどのくらいなのか気になるところですよね。

ここでは、イベントコンパニオンの年収についてさまざまな角度から見ていきましょう。

イベントコンパニオンの仕事をおさらい

大きなイベント会場で、素敵なコスチュームを身につけて活躍している女性を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

イベントコンパニオンは、イベントなどでクライアント企業の製品やサービスをお客様にPRしたり、サンプリング、アンケート業務を行ったりするのが主な仕事です。

お客様とクライアント企業の懸け橋となり、お客様に直に接するイベントコンパニオンはクライアント企業の顔となる存在といえます。

また、たくさんの人の注目を集めてクライアント企業や製品のイメージをよくするため、容姿の美しさが求められます。

イベントコンパニオンの衣装にはスーツやワンピースなどさまざまなものがあります。場合によっては、ミニスカートやショートパンツなどの露出度が高い衣装が用意されることもあり、どのような衣装でも美しく着こなさなければなりません。

そのためプロポーションは特に重要視され、モデル並みの整ったプロポーションが必要とされる仕事でもあります。

若く、そして美しい女性にしか務まらない職業のため特別感があり、ステータスを感じることができる職業だといえるでしょう。

イベントコンパニオンとして活躍するには、イベントコンパニオンの仕事を扱う事務所に登録し、イベントごとに書類選考を経て仕事を獲得する必要があります。場合によっては書類選考のあとにオーディションがおこなわれることもあります。

イベントコンパニオンは、事務所に所属したからといって自動的に仕事が得られるわけではなく、厳しい選考を勝ち抜いて仕事を得なければならない競争の激しい仕事という一面もあるのです。

気になるイベントコンパニオンの年収相場とは

イベントコンパニオンの給料は日給制が基本

仕事をしていく上で気になるのはやはり給料面でしょう。イベントコンパニオンの給料はどのようになっているのでしょうか。

イベントコンパニオンはイベントごとに仕事を受けるのが一般的で、一つのイベントは3~5日間など、連日で開催される場合がほとんどです。

イベントの内容やクライアント企業によっても異なりますが、イベントコンパニオンはイベント開催中、基本的に開場時から閉場時まで勤務することが多く、一日の拘束時間は一般的なアルバイトと比較すると長くなる傾向があります。

またイベントコンパニオンは誰にでもできる仕事というわけではなく、人並み以上の美しさやプロポーションを持ち、厳しい選考を勝ち抜いた一握りの選ばれた人のみが活躍できる仕事です。

イベントコンパニオンの給料は時給や月給ではなく日給で考えるのが一般的で、イベントコンパニオンの日給相場は1万円~1万5千円程度となっています。イベントコンパニオンの中心年齢層である20代女性の一般的なアルバイトと比較すると高額であるといえるでしょう。

日給から見る年収相場とは

イベントコンパニオンとして働く人の働き方はさまざまです。週末だけイベントコンパニオンとして働く学生や、イベントコンパニオンの仕事を副業としている会社員の方もいますし、イベントコンパニオンの仕事を本業としている方もいます。

イベントコンパニオンの仕事を本業とし、週休2日、日給1万円と考えると、単純計算で年収は約250~260万円程度になります。

しかしながら、イベントコンパニオンの仕事はイベントごとに行われる選考に勝ち抜いていかなければならず、本業として働いてもこの年収が必ず稼げるわけではありません。

また、イベントコンパニオンとして活躍できる年齢は18歳~20代前半がピークとなるため、ピークを過ぎると仕事も減少し、同時に年収も下がっていく傾向にあります。

イベントコンパニオンの年収は人やイベント数によって大きく左右する

イベントコンパニオンは、必ずこの平均年収が稼げるという保証はありません。活躍できるイベントの数やその人の持つスキル、キャリアによって年収は大きく変わります。

イベントコンパニオンは仕事が保証されているわけではなく、オーディションを通過して仕事を獲得する必要があるため、場合によっては仕事がない時期が発生する可能性もあるのです。その場合、年収はダウンすることになります。

またイベントコンパニオンには若々しい美しさが求められます。上記で少し触れましたがイベントコンパニオンとして活躍できる年齢層は18歳~20代前半がピークであり、20代後半、30代を超える年齢になると仕事量が減り、年収は減っていく傾向があります。

このようにイベントコンパニオンの年収は活躍できるイベント数、イベントコンパニオンの年齢などで大きく左右されるのです。

イベントコンパニオンはスキルや能力によって年収が変動することも

イベントコンパニオンは華やかなイメージが強い職業ですが、実際は体力の必要な厳しい仕事でもあります。暑さや寒さに関わらず屋外での仕事があることもありますし、高いヒールの靴を履いて一日中立っていなければならない場合がほとんどです。

また、仕事を得るためにはオーディションを勝ち抜かなければなりません。毎回厳しい選考を通過しなければ仕事を手にすることはできないのです。メディアにも取り上げられるような知名度のあるイベントの仕事を手にしようとすれば、かなりの狭き門であることは言うまでもありません。

イベントコンパニオンである大前提として平均以上の美貌や整ったプロポーションが求められますが、これらを持っていることはもちろん、維持する努力も必要です。

さらに仕事の現場ではさまざまなお客様に笑顔で愛想よく接しなければなりません。無理な要求をしてくるお客様に対しても不快感を与えることなく、周りの空気にも配慮しながら上手に対応することが求められます。

イベントコンパニオンは美しさやモデル並みのプロポーションに加えてそれを維持する努力、体力や忍耐力、そして高いコミュニケーション能力などが必要とされる仕事なのです。

イベントコンパニオンの経験を積み、イベントコンパニオンとして高いレベルの仕事ができれば年収がアップするケースもあるようです。

外国語対応コンパニオンなら年収も高くなる

外国語ができれば日給も高い

外国語のスキルがあるイベントコンパニオンは一般的なイベントコンパニオンよりも日給が高くなる傾向があります。

バイリンガルであれば1万5千円~、トリリンガルなど複数の言語に対応できるのであれば2万5千円程度が相場といわれており、一般的なイベントコンパニオンの日給相場よりも高額になっています。

イベントコンパニオンとして年収をアップさせたいのであれば、語学のスキルを身につけるのもいいでしょう。

外国語対応コンパニオンは需要が高く仕事数が増える可能性も

近年日本においてはインバウンドのボリュームが大きくなり、あらゆる業界でインバウンドの存在は無視できなくなっています。イベントコンパニオンが活躍する場においてもそれは同様です。

そのため通常イベントコンパニオンに求められる容姿の美しさやコミュニケーション能力、体力や忍耐力などに加え、語学力を備えていると活躍できる機会が増え、仕事数も多くなり年収もより高くなる可能性があります。

近年では英語のほか、韓国語や中国語の需要が高いようです。

ただし、一定の語学レベルが必要である

外国語対応のイベントコンパニオンとして活躍するには、ただ単に外国語が話せるというだけでは活躍できません。製品やクライアント企業についての詳しい説明ができ、質問などにも答えられなければならないため、一定の語学レベルが必要です。

通訳レベルまでは求められませんが、それでも一般的な日常会話以上のレベルは必要となってくるでしょう。

イベントコンパニオンは自分を磨けば高年収を見込める職業

自分の努力次第で年収も変わる

イベントコンパニオンは販売や飲食業などの一般的な20代女性のアルバイトとは違い、イベントごとにおこなわれるオーディションを受けて勝ち取らなければなりません。オーディションに通過できないと仕事がなく、給料が得られないので年収は下がる一方です。

イベントコンパニオンとして給料をもらい、年収を上げるためには自分のルックスを磨き美しさを保つのはもちろん、イベントコンパニオンに求められるさまざまな知識やマナーを身につける必要があります。

そうした努力を重ねてオーディションを勝ち抜き、数多くのイベントで活躍できるようになると年収もおのずと上がってくることになるでしょう。語学のスキルを身につけるとさらに年収はアップする可能性が増えます。

まずはコツコツと経験を積もう

イベントコンパニオンの仕事内容は、サンプリングやアンケート業務など、「誰でもできる仕事」が多いように感じられるかもしれません。

しかし、そういった業務もただ漠然と試供品やカタログを配布する、機械的にアンケートを取るのではなく少しでもお客様に受け取っっていただきやすい配り方を研究したり、製品やクライアント企業に興味を持ってもらえる工夫をしたりしなければならないのです。

イベントコンパニオンとしての経験を積み、「誰にでもできる仕事」を「イベントコンパニオンだからこそできる仕事」にしていけるように努力を重ねることでひとつひとつの仕事の質も上がり、それが評価となって次の仕事につながったり、年収が上がっていったりすることにつながるのです。

イベントコンパニオンの年収を上げるためには、ひとつひとつの仕事を大切にしてコツコツと経験を積んでいくことが大切だといえるでしょう。

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